もうしんどい

 何もかももういやだ
 旅行が近づくたびにうつが増す


 包帯を巻かれて、切るところがなくなって
 リスカからアムカに移行する


 両腕はもうぼろぼろだ
 でもそんなことももう気にならなくなる


 痛みは悦楽に快楽になり
 流れ出る血に安堵する


 何をしたいんだろうか
 切っても所詮死ぬことなどできないとわかっているくせに



 昨夜は一人で泣いて腕を切って
 まぁ血が出たわけだけど
 もう処置をするのも面倒くさく、
 そのまま長袖のパジャマを着て寝た。
 朝になったら、
 服に血がしみこんですごいことになっていた。



 どうでもいいんだけどね。



 いつかこの傷のことで後悔する日が来るだろうか
 そんな日が来ないうちにさっさと死ねればいいのに



 残念ながらうちには首をつれるような「何か」がない。
 ずっと昔に死んだビジュアル系アーティストのように、
 ドアノブにタオルを巻きつけて死のうか


 誰が悲しむだろう
 誰も悲しまないだろう
 誰もがあきれるだろう
 そしてあたしという人間がいたことは
 いつの間にか忘れ去られるだろう


 死んだら何も残したくない
 確か十代の何歳かからの遺言は
 適応されるらしいと聞いた


 葬式を上げるなとか
 火葬したら骨を海に捨ててほしいとか
 ここに書いておけばそのとおりになるだろうか


 写真はすべて燃やしてほしい
 私のものはすべて消えてなくなってしまえばいい
 存在していた痕跡すら残したくはない