時にパンフは凶器にもなる

 部屋の整理をしているときにパンフレットで思いっきり指を切ったKYRIEですこんばんは。いや、パンフ物凄い攻撃力をかもし出しました。よく仕事しているときに紙やカルテででピッと指を切ることはあるのあけれど、今日は物凄かった。ピッどころズガッと切れた。あまりに傷が深くて爪に近い部分で大量出血したので思わずバンドエイド登場。しばらくはケアリーブ装着状態が続きそうだ。それにしてもパンフレット、映画を見るたびに購入するので(癖と言うかもはやモットー)、凄い量になっている。何気に3年連続でコナンの映画を見に行っていることが判明して自分がかわいそうになった。子供が犯人の話をしてOLがマジギレしているという話を聞いたことがあるが同レベルである。いや、コナン映画はマジでおもしろいよ? もっとこまめにテレビで放映してくれてもいいぐらいだ。


 今日は朝早く起きて映画を観に行ってきた。昨日チケットを取った「魍魎の匣」と「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」である。ちょうど同じ劇場でやっていたので場所換えせずにすんでラッキーだった。しかしさすが朝から行ったとあって朝方は梅田も空いていたのだが、映画の合間には「魍魎の匣」のチケットがすでに売り切れているという事態。チケット売り場も延長コード?というのか、並ぶのに引く紐?みたいなのが延長されていて、凄い盛況ぶり。いやはや昨日買いに行ってよかった。
 感想だが、「魍魎の匣」はあのぶっとい原作を2時間に縮めたにしては良くできていて、思いのほかスペクタクルであった。パンフレットも文庫本のように小さく分厚くて、それに内容がそれこそ「みっしり」。買うときにちょっと高いなと思ったが内容を合わせたら800円で丁度いいぐらいだろう。戦後という当時の時代観も監督のこだわりが見えるところがあって、分かりにくい用語解説もついていた。ただ、2、3度読み返しているにもかかわらず内容が思い出せず、最後までややこしいなぁという気分だった。前作の「姑獲鳥の夏」にくらべると、京極堂(主人公というか探偵役)の薀蓄が少なくってそこも良かったのではないかと思う。CMだけで観に行こうという人にはお勧めできないかもしれない。描写も割りと生々しくR15でもいいんじゃないかと思ったのだが、よく考えれば十五歳以下で魍魎の匣を読んでいる人も少ないだろうなというのが正直なところ。
 「ナショナル・トレジャー」は魍魎の匣を見た後だけあってシンプルで楽しく、エンターテイメント性に富んだ作品であった。mixiと内容が被るがちょっと笑えるユーモアもあるし、ドキドキのカーチェイスもあるし、はらはらする潜入とかあげくに×××誘拐しちゃったり…。同じナゾトキものでは「ダ・ヴィンチ・コード」よりももっと簡単でシンプルで分かりやすかった。とにかく何も考えずに見れる楽しい映画という感じ。前作も同じようにシンプルで分かりやすかったが、それに2つ3つ加えた楽しさを感じられた気がする。特にかっこいい俳優、かわいい女優が出ているわけではないのだけど、その場その場で役者を映えさせるようなエピソードがあるのがいい。とにかくややこしい部分がないので、楽しみたい!という人にはお薦めだろう。
 映画の予告編で気になったのは乙一原作の「KIDS」、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」、DETHNOTEスピンオフムービーだろうか。特に「KIDS」は玉木宏小池徹平主演で非常に萌えられそうな内容に仕上がってそうである。栗山千明もでているが、興味はもっぱら主演二人。これは一人で見に行ってもいいだろう。というかむしろ一人で観に行って一人で萌えるのがいいと思うんだ。腐女子は抜けたと思ったのだが未だやはり腐女子である。原作は短い短編であったが、あれを2時間の映画に盛り上がらせるためにどういう要素がプラスされているのかも気になる。それにしても稼いでるな、乙一。個人的には映画よりも(いや映画も楽しみなのだが)、小説の新作を楽しみにしているのだが…。「失はれる物語」以来これといった長編…というかハードカヴァーを出していないのではないか。「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」の予告編ではジョニー・デップの歌声が聞くことが出来た。あの声…クる…!! なんてセクスィな声をしてるんだジョニー・デップ。これも一人で見に行ってもいい。というか気づいたのだが、来年度から思えば学割から一般に変更される映画代。1500円から1800円への値上がりは結構きついなぁ。でも、どうせ見にいけるのは水曜だけになりそうなので、水曜レディースデイの梅田に観に行くのならあまり変わりないかもしれない。というか結局水曜しかあいている日がないので一人で観に行くことになりそうだ。一作品見て、次週の一作品のチケットをとるということになるのだろうか。まぁそれでもいいや。


 明日は昼まで寝て、午後はロバート・サブダしかけ絵本ミュージアムを観に行く予定。母親にねだって絶対アリスのしかけ絵本を手に入れてやる…!