彼女が白と言えば鴉だって白くなる

 変な夢を見た。大量のクローン、怪しいウイルス、破壊されていく日常…間違いなく、まごうことなく昨晩見たバイオハザードIIの影響である。夢の中で大変忙しく勇ましく暴れまくっていたおかげで、よく寝たのに目を覚ましたときには疲れていたという矛盾。ただし久々によく寝たので体は其処まで疲労していない。というか起きたらとっくの昔に正午を過ぎていて、逆に寝すぎてしんどかった…。それから考えてみると、どうやら自分の適正な睡眠時間は9〜10時間ほどのようだ。……しかしそんなに寝ていては日常生活を送れないというのが実際の話である。睡眠時間のためにあと2時間ほど一日が長ければいいのになぁ。


 それにしても興味深い夢だった。数年前まで趣味で小説を書いていた頃に見た夢ならば、即ネタに反映されたことだろう。久々に暴露するが、私は過去、というか高校生時代文芸部という、自分で小説を書く、といった部活に所属していて、しかも部長だった。締め切りは厳守するものの内容が濃すぎる、そして長すぎる点で、冊子――いわゆる同人誌というものか。だが、やおいとかそういう趣のものでは決してない。断固して違うこれは信じて欲しい――作成の時には多いなる迷惑をかけたものだ…。20ページ以内と決められているのに40ページも書いて冊子作成のときに値段が上がったり…ああ懐かしや我が文芸部。今はどうなっているのだろう。図書室で部員たちを顔を突き合わせてあーだこーだ言っていた時代が凄く遠い昔のことに思える。…ひとつ哀しいのは、自分でアイディアをひねり出して小説を書く、ということが大学生になったとたん全くできなくなったことである。今になって、昔の自分の小説を今でも一年に一回ぐらい読んでみることがあるのだが、自画自賛というべきか、意外と面白い。「光蟲(ほたる)」とか「蒼天(あおぞら )」、「平行線上の世界」といった、現代もののショートストーリーなどは今でも結構読めるものだと思う。特に「平行線上の世界」は、そのときの冊子のテーマ、『もし世界が終わるとしたら』にあわせた小説で、世界が終わる直前に、二人の高校生の学校の屋上でやり取りをするというだけの内容だったのだが、文化祭で発売しても、その当時持っていた小説サイトで載せても、やたらと評判がよかった。うーん、といっても…やはり自画自賛だな
 さて今日はそんな感じで午後に起きて、芦屋のダニエルというケーキ屋さんまでドライブをした(オフィシャルページがないのが残念である)。勿論、寝すぎてぐったりしている私が運転すると危険なので、運転席は母、助手席に私といったドライブであったが。ここでひとつ、関西特に神戸近辺あたりに住んでいる方々に申し上げるが、ダニエルのケーキは非常に美味い。少し高いがそれでも食べたいぐらいに美味しい。昼飯を抜いてダニエルのケーキを食っても悔いを残さないぐらいに美味いと間違いなく言える。芦屋だけでなく、御影などにもあるので、近場の方にはぜひ一度足を運んでいただきたい。…というわけで、私と母はモンブラン・ジャポネというお気に入りのモンブランを購入し、父親にはタルト・タタンを選んで帰宅。ドライブは勿論MINIで行ったのだが、今日はいい陽気で、久々に天井窓を開けて、二人でなぜか福山雅治の「HELLO」のリズムに乗りつつなドライブだった。あの曲はいい。運転時はラルクだろうが!といいたいが福山雅治の「虹」や「HELLO」もなかなかいいのだ。しかし購入当時、西宮市近辺にはあまり走っていなかったMINIを最近はよく見かける。今日も10台弱ほど見かけたが、MINIファンが増えて嬉しい反面、希少価値が下がって自慢できなくなるという気持ちもあったり…。しかしやはりMINIは色々なオプションがつけられるので、ドライブする方も色々と自分のこだわりというものを持っているのを見かけるたびに感じる。今日見たMINIの中では、天井にイギリス国旗の絵柄を入れている赤のMINIが一番かわいかった。勿論私のMINIもオプションを決める際にナンバープレートに至るまでかなりこだわったので凄くかわいいのだが。こうなるともう飼っている猫状態である。
 帰宅した後はひたすらに集めたアンケートの処理を行っていた。とにかくPCへのデータ打ち込みがしやすいように、一問一問の点数を赤ペンで表記していくのだが、尺度の中には逆転項目(わざと「〜ではない」といったような項目を入れる…ううん、説明が難しい)というものも入っているため、なかなかに面倒くさい。途中で何度か放棄しそうになったのだが、放棄する代わりに環境保護論のレポートを仕上げた。A4一枚のレポートなど屁みたいなものだ。…下品でした、ごめんなさい。つまり、そんな感じで今はやはりアンケート処理を放り出して日記を書いているわけだ。


 明日はほぼ一日学校にこもって講義とアンケート配布・回収を行ってくる予定である。明日こそは一限の授業に出ないとさすがにまずいので、ちゃんといってこようと思う。……よし、それじゃあアンケート処理の続きをやろうか。