奈落のクイズマスター

 久々に飲んでみるとtomate美味い。tomateっていうのはドリカムがCMしてるカクテルチューハイなんだけど、確かにCMのとおりさらりとしたカクテルで、久々に飲んでみると異常に美味い。最近カクテルパートナーにちょっと飽きてきたところなのでちょうどいいかも。カクテルパートナー、最近のは妙に甘くて好かんのである。カシスオレンジとかなら大丈夫なんだが、ピーチの味が入ると異様に甘い。特にファジーネーブルとか駄目だ。チューハイも色々と選ぶようになってきた昨今だが、しばらくはtomateにはまりそうな予感。いつも同じチューハイだと飽きるもんなー。でもウォッカとかウィスキーを毎晩飲むにはちょっとこう刺激が足りないと言うか…ブツブツ。やはり摂食障害でかなりのシュガーフリークになってるみたいだ。味も濃い目が好きになったし、摂食障害になってから味覚が異常になってることを再確認する今日この頃。昔はもっと薄味で、素材の味を大事にして食べてたのに…。ゆっくり、治して行きたいな。


 今日は朝はバイト。ただ午後が濃密過ぎてあんまり覚えていないのだけど、最近リスパダールを飲みすぎている所為か前半かなり眠くてウトウトしていて一緒に受付の同僚に申し訳なかった…。リスパダール、効く時は効くのだけれど、効かないときに後に残るのが問題でもある。特にろれつが回らなくなる、とか、異常に眠くなる、というのが副作用なのだけれど、やはり抗鬱剤とか安定剤って副作用があるのはしょうがないのかな…。どれにも「眠気を感じたり」というのは書いてあるんだよなぁ。眠気なしで効けばいいのだけれど。バイトはそういうわけで、ウトウトしつつでもミスはしないでなんとか乗り越えた。今日は新患が多かったので打ち間違えがないかこまめにチェックしていたのだけれど、ミスになる前に対処完了。やっぱりこまめなチェックは大事だな。いつもは忙しすぎてそこまで追いつけないのだが。新患が殺到したあたりは混んできたので受付の相手が検査に回ったので一人での担当だったが、それも滞りなく完了。そこできっと「あたしってめっさえらいやん!」と思いたいところなのだが、「それが当然」と思ってしまうところに問題があるのかもしれない。もっとポジティブに生きたほうが絶対「得」だと思う。世の中のポジティブ人間が本当に羨ましい。私もそんな風に世界を見れたらどれだけ幸せだろう。
 そして午後は少しうとうとしてから、某教授に会ってきた。実を言えば親の伝で、摂食障害に詳しいうちの大学の教授との面接を取り付けてもらったのだが…。本当に、よかった摂食障害に特に力を入れているかなり高名な方なのだが、会って数分で「この先生は信用できる!」と自分で確信して、今抱えているものを吐き出せた。それも、包み画さず。某病院の担当医とはかなりの違いで、やさしさに満ち溢れていて、時々自分自身の抱えている問題について考える間も与えてくれて。自分が今この状況に陥っている原因と言うか、そういうものが明らかになった気がする。こんないい先生に掛かれる、しかもただで時間を取ってもらえる、なんて考えてもみなかった。詳しいことについては書くつもりはないのだが、今まで自分が抱えていた問題や、今現在自分をここまで落ち込ませているものが、いったいどういうものか、その原因がどういうものか、分かった気がする。また同時に、自分がこれからどうすればいいのか、という一縷の兆しが見えた。本当に先生には感謝したい。やさしさと包容力に満ち溢れた、聡明な方、というイメージ。そんな先生に掛かれただけ本当に幸せだと思う。そうして幸せだと思えるようになっただけでも、今の自分にとっては一歩前進。前進する機会を与えてくれた先生に、しつこいが本当に感謝。ありがとうございました。
 そしてその後、家で少しうとうととして、卒論はせずにバイト先の忘年会へ。今年は中華だった。中華料理とか食べるのは久々だったのだが、予想通りというか期待通りというか、鮑を食せました。うんまかった〜〜〜! ただ、鮑と一緒に出てきたナマコは駄目だった。あのコラーゲンたっぷりというか、やわらかい油の塊みたいな触感が…。今日は忘年会もかねながら、新歓、追い出し会もいっしょくたになった食事会だった。唯一私と同じ年の同僚が辞めるということで、私も感慨深かったのだが、院長および私の母親が最後に「いままでありがとう」的な言葉を述べたときに、辞める同僚が涙ぐんでいたのが印象的だった。彼女は彼女としてやりたいことではない、というのが離職の原因だっただが、数ヶ月前に一度辞めるかどうか、という話が出た時に、「あの時に辞めなくて良かった」、と言ってくれたのが、同じ医院に勤めている身でも嬉しかった。今までありがとう。今日は楽しんで帰ってくれたようでよかった。何か今までの感謝として贈り物を贈りたいぐらいなのだが、院長の娘という身分ではそれがはばかられるのが残念である。これから、彼女がやりたいことが出来ることを祈っている。


 というわけで結構濃密な一日だった。卒論は何一つ進んでいないのだが…。やはり、某先生と話をしたのが大きいと見え、今日は夜、今まですごく気分が楽になったのが、何か一歩進んだような気がする。というのも、このごろは色々なことで臥せっていて笑顔を見せる余裕もなかったからなのだが。願わくば、明日もこの気持ちが保てますように…と思いたいのだが、明日は某病院の精神科に掛かる日である。それを考えてもまだ欝にならないというのは、今日、某先生と話したことにあるのだろう。本当に感謝したい。まぁ明日は…1限の授業に出席した後、某病院に掛かってくる。あまり期待はしていないが。とにかく今日、某先生に言ってもらえた言葉だけを頼りに、気分をポジティブに保てればいいと思う。