美しく燃える森

 昨日まで高ぶっていた精神が少し落ち着いている。三月まで我慢すればいいと思えば少しは楽になったか。頭の中を、深く切りつけた左手の映像がちらちらする。どうやって死ねばいいか考えている自分がいる。それをどうにかして追い出して、なんとか適応しようとしているが、現実は難しい。一度頭をもたげた鬱がじわじわ支配し始めているこの感じ。年始に来なかった鬱が今頃来ているのだろうか。去年はこの時期に史上最悪の鬱が到来して両腕で70針以上縫う羽目になったのだが…。また火曜から仕事が始まればそんなことを考えている余裕もなくなるだろう。なんにせよ、連休は嬉しい。今日だけでなく明日もゆっくり寝れるとは。あさってからはまた仕事だが、一日仕事したら水曜は休みなので、映画を観に行こうと思っている。「KIDS」である。乙一の「失はれる物語」という短編集の中に収録されている小説が原作で、人の傷を自分に移すできることができる能力を持った少年が出てくる話。乙一は数多くの作品が映像化されているが(たとえば「ZOO」はオムニバスストーリーとして映画化された)、まさか「KIDS」が映像化されるとは思っていなかった。それも小池徹平玉木宏である。非常に楽しみ。実は他にも「アメリカン・ギャングスター」、「L change the world」、「エリザベス」など気になっている映画は多いのだが、母親との約束があるため、時間的にも「KIDS」がベストだったのだ。多分レディスデーでもチケットは取れるだろう。一人だし。一人映画、最初は緊張したけど、一度経験すると慣れてしまうもので。あとは一人カラオケにチャレンジしてみたい。西北にジャンカラ(関西で名を馳せているカラオケ店)ができたらなぁ。

失はれる物語 (角川文庫)

失はれる物語 (角川文庫)


 今日は日曜ということでやっぱり正午まで寝続けた。だが、夢見は悪くて、凶悪なミッキーマウスとミニーマウスが出てきた。せっかくディズニーランドに行ったのに、暗黒のディズニーランドを体験することに。現実には存在しない絶叫マシンにも乗った。いや、絶叫マシンは嫌いではないけれど。目の中にできものが出来るという夢も見た。レム睡眠の比率からか、何回か違う夢を見た気がする。起きたら、やはり切った左腕がぴりぴりと痛んだ。昨日応急処置で巻いておいたガーゼをはがすとまた出血。適当に止血してまたガーゼを巻いておいた。適当である。まぁ化膿するほどの傷ではないので大丈夫だろう。それからホームセンターと薬局へ。薬局で傷を隠すために大きな絆創膏を購入。これで肘の下の二分の一ぐらいは隠せる。仕事で着るカーディガンは九分丈ぐらいなので、そのぐらい隠せればOK。あとはキャンディ。摂食障害になってからやたらとシュガーフリークになってしまって、飴ちゃんが手放せない。ホームセンターでは猫の缶詰を買いだめした。一日にやっても缶詰二分の一ぐらいなのだが、ほぼ毎日やっている。毎日九時ごろになると猫がねだってくるのは、体内時計? きっかり同じぐらいの時間に私を見上げて可愛い顔で鳴いてくる。陥落率100%の魔性の猫である。帰りには日曜恒例のケーキを買いに、ツマガリというケーキ屋さんに寄った。うちで買う4つのケーキ屋さんのうちの一つである。私はサツマイモのモンブラン、母親は洋ナシのムース、父親はアップルパイ。何時も混んでいるツマガリだが、今日は早めの時間に行ったからか比較的ゆっくり選ぶことが出来た。それにしてもツマガリはケーキの種類が多い。L字型のケースいっぱいにケーキがあるのでかなり迷ってしまう。その中でも食べなれているモンブランを選んでしまうのもなんだかなぁ。どうにも冒険できない。
 午後は、近くの梅林園まで梅を見に行った。のだが、少し時期が早かったようで、二種類の梅以外はまだつぼみ状態。せっかくカメラを手に行ったのだが全く活躍しなかった。空は青くて綺麗だったので、これで咲いてくれていればいい写真が撮れたのだろうけど…。来週もういちど行ってみようかな。歩いて五分のところにあるのでいつでもいける手軽さがあるのがいい。それからスーパーへ。いつもと同じ日曜日である。今日の夜は、通販で届いていた串の屋の串かつ。スーパーでは家串を作るために豚肉、たまねぎ、うずら卵を購入した。串の屋の串かつも色々種類があっておいしいが、やっぱり家で作る串のほうが美味しいな♪ 材料どおり、豚肉とたまねぎと茹でたうずらを串にして、ソースをかけて食べるのだが、このソースも家で作る。おたふくソースとケチャップとマヨネーズを混ぜて作るソースがまたいいのである。スパークリングワインとともに頂いた。今は映画「9デイズ」を見ながら粒うにをちびちび食べている。粒うに美味しい…。つうか、うにが美味いよね。軍艦巻きとか大好き。あぁ…美味しい寿司を食べに行きたいなぁ…。近くにあるすし屋、高いけど美味しいんだよなぁ…。


 今日は弟が試験だったらしい。どこの試験かも把握してないし、明日もどっか受けるらしいけど明日もどこに何を受けに行くのか全く知らない。基本的に多分どうでもいいのである。とりあえず思うことは、地方の大学に受かって家を出て行って欲しいなと。毎日弟に会わなくてすむというのならどれだけ幸せだろう。なんて思うのは常軌を逸しているのか。こんな兄弟関係もありうるということ。明日はまた昼まで寝よう。二日続けて休めるって素敵だ…。夜は弟がピザを作るらしい。弟は生地から本格的に作るのだが、結構美味しい。だが、受験生がそんなことをしていていいのだろうか…。