365日きょうのおかず★

 手の甲(というか人差し指と親指の間)に自殺未遂しでかした痕が残っていて、それを手術で綺麗にしてもらったのだが、その手術あとを消すために、テーピングをしたり色々としている、という話はもはやこの日記では既出の話である。今、手術痕の傷の盛り上がりをふせぐために、傷口にスポンジのようなものを押し当てて上からテーピングをする、という段階なのだが、これが毎晩スポンジを替える度に傷口が小さくなってきていて見ていて不思議。周りの皮膚もよらずにつるつるになっている。毎日写真を撮っておけばよかったとは今思うことである。本当に、傷というのは出来るときは一瞬なのに、治るのには酷く時間が掛かる。両腕にもリストカットの痕が、薄くなったとはいえ、ぱっと見で「あ〜…」と思うぐらいには残っている。この傷痕も、出来れば同じ病院で治してもらおうかと思っているのだけれど、何しろ微妙な残り具合なので、綺麗になるのかは分からない。主治医には、左手の傷が治り次第…とちょっと先延ばしにされている感じ。ほっといたら治ると外科医の父親は言うのだけれど…。とりあえず今年いっぱいはあまり紫外線も当てられないので、夏でも長袖生活になりそうだ。まあ、そういってもほとんどの時間は仕事で費やされるので、シルテ(ナース服)に長袖カーディガンといういでたちになるだろうけど。


 今日は十時半起床。八時半ごろに一度起こされたのだが、予定の時間までまだまだあったし、まだ風邪が残っているようなので当たり前のように二度寝二度寝したら、パン屋の前に車を止めておいたらそれがレッカーされたという夢を見た。財布を取りに戻ったらパン屋の前から車が消えていた。怖すぎる。起きてからはとりあえずいつでも出かけられるようにメイクをして、夕飯の下ごしらえ。今日は卒業式予行が中途半端な時間にあるために久々に夕飯当番が回ってきたのである。メニューは昨晩決めておいたので、とりあえず今日買いに行くまでもなく作れるものを作っておく。具体的には、ポテトサラダのポテトと卵を茹でてマヨネーズと混ぜておくとか、ハンバーグに使うたまねぎのみじん切りを炒めておくとか。というかそこまでしか出来なかったのだけど。用意をするだけして、近くの内科医院まで血液検査のための採血に向かったのだが、行ったら凄く混んでいて、卒業式予行に間に合う時間に終わるかと聞いたら「ちょっと無理です…」といわれ、二時半に予約を取って一時帰宅。血液検査してそのまま学校に行こうと思っていたので、なんだか二度手間で時間がもったいない気もした。まぁ仕方ない。
 午後から学校へ行き、卒業式予行。卒業記念礼拝なんてものがあって、久しぶりに校歌や賛美歌を歌ったのだが、これがまた懐かしい! 中高と同じ学校だったので、賛美歌も歌いなれたものだったのだけれど、中高六年間あんなにサボりまくった礼拝がこんなに懐かしいと思うなんて意外。懐かしいと思う反面、どこかしらほっとするんだよな。せっかくの賛美歌だったのに、喉がつぶれていてあまり歌えなかったのが残念。聖書は今でも時々読んだりするのだけれど、特にコヘレトの言葉につづられる生死観は逸脱だと思う。たとえば、好きな箇所がいくつかあるのだけれど、

知恵が深まれば悩みも深まり 知識が増せば痛みも増す

1章18節

ただし見よ、見いだしたことがある。
神は人間をまっすぐに造られたが
人間は複雑な考え方をしたがる、ということ。

7章29節

生きているものは、少なくとも知っている
   自分はやがて死ぬ、ということを。
しかし、死者はもう何ひとつ知らない。
彼らはもう報いを受けることもなく
彼らの名は忘れられる。
その愛も憎しみも、情熱も、既に消えうせ
太陽の下に起こることのどれひとつにも
   もうなんの関わりもない

9章5-6節

 この三つは特に聖書に線を引いてあるぐらいに気に入っている。神という存在、自分という存在、生きること、死ぬこと、色々と考えさせられるコヘレトの言葉は、わざわざ二冊ある聖書の一冊から切り取って自分で持ち歩いているぐらい気に入っている。
 さて、二時半に予約を入れていたので、卒業式の予行はギリギリの時間に早退して、血液検査へ。久しぶりに内科の先生に会って、「また細くなって〜」といわれた。そうなんだろうか。血圧を測ったのだが、最高が80ぐらい、最低は測不といわれた。脈が細くなりすぎているらしい。どこぞの病人だ。弟の受験の状況だとか、色々と話をして、メインの採血。何時も点滴で母親が針をさすときに脈が見えない見えないといわれるのだが、さすが内科の先生、一発で脈へ針ぶっさしてくれた。しかし、色々と測るからか相当血採られた…。あれだけとっても死なないんだからそりゃ自殺も未遂に終わるという話である。帰宅してからは、夕飯作り。材料は母親に買ってきてもらってある。今日の献立は、刺身水菜と油揚げの煮びたし、春なので、きぬさやを使って、きぬさやと海老の卵とじハンバーグポテトサラダご飯。きぬさやと海老の卵とじ、初めて作ったのだけれど、生姜の味が利いているし、しいたけのうまみは出ているしで、自分で言うのもなんだけど、とても美味しかった。これでも料理はそこそこ出来るのである。ハンバーグも、箸を入れたらじゅわ〜っと肉汁が出てとってもジューシー。家族全員に好評だった。よしよし。今日は、母親の風邪が酷くなって熱も出てしんどそうだったので、私が夕飯当番で丁度よかったみたい。ちなみに献立は大体「365日きょうのおかず」か「いつでも野菜を」から取ってくる。この二冊あれば大体の料理いけるんじゃないだろうか。「基本の和食」もなかなかいいけど。

いつでも野菜を (オレンジページブックス)

いつでも野菜を (オレンジページブックス)


 明日は卒業式本番。うちの学部は午前の部なので九時からである。仕事休みの日なのに早起きか…ぶっちゃけ非常に面倒くさい。風邪も治らないし。今家族では父親以外全員咳が止まらない状態で、父親には鬱陶しがられている。というか「お前らがマスクしないから移った!!」といわれた。すんませ〜ん。あんまり熱が上がらないから抗生剤も飲んでないしな〜それが悪いのかな。今日当たり飲んでおいたほうがいいのかもしれない。何しろ明後日には謝恩会もあるし…。明日、卒業式で服装が浮かなければいいなということだけちょっと心配。ある人に聞けばスーツが多いというし、ある人に聞けばワンピースが多いというし…。まぁ大丈夫だろうとは思っているのだけれど。意外にも母親が卒業式見に来るらしいので気が抜けない…。