啼かないライオン

 自分が生きていく上でのモデルというものが、私の中では狂っているようだ。家系が医系一家なもので、おじいちゃんは医者、いとこが医者、おじさんが医者ならおばさんも医者、勿論両親も医者だし弟も医者になる道を選んでその道を走っているとなれば、その道に外れた自分はもはや生きていく価値がないように思えてしまう。それが間違いだと精神科の先生に言われた。母は、視能訓練士の資格をとるなどしてミニチュアの医系モデルを求めているけれど、そんなの関係なく自分がやりたいと思う、生きていけると思えるものを探せと先生は言う。だが、生きがいって何?と思ってる自分にはやりたいと思う何かなんてない。まずベースには何時死んでもいいやという投げやりな考え方があって、それは何時も私を縛り付けている。何時死んでもいいというよりは、今死ねるんだったら今すぐ死にたい、という思いだろうか。それがある限りどうしようもないんだろうなあ。もうちょっと自分を認めてやればいいのにね。でも認めたいにしても認められるような何かが存在しないので無理な話である。それならそれを作ればいいのにそれを出来ないあたりがまた問題だ。ややこしい…。


 今日はいつもより早く起きた。昨日は疲れていた割には結構寝付きが悪くて、睡眠時間は短かったかな。本当はあと一時間ぐらい寝られたのだけれど、今寝ると起きれない…という切迫感の元に起きたのである。そして朝一で形成外科のクリニックに左手の傷の治り具合を見せに行ったのだが、診療時間十分前に行ったのに既にたくさんの患者さんが。流行ってるなあ。そこのクリニックに行って羨ましいのは待合の広さ。うちの二倍ぐらいあるので、ゆったりしていてこれなら待つのも苦ではないなと思う。傷は使わない部分なので少し固くなっていたのだけれど、このままの治療で続行。一ヵ月後にまた見せに行くことになった。それから電車に揺られ梅田へ。ラッキーなことに座れたので本でも読もうかと思ったのだが、眠気に負けて爆睡してしまった。さて、梅田では目的の映画館へ。今日は一人でコナンの映画をみるつもりだったのだ。チケットは簡単に取れて、開演時間までの微妙な時間をサンマルクで本を読んでつぶした。読んでいたのはほっぽっていた森博嗣の「タカイ×タカイ」。おかしいな、何で今まで読んでいなかったんだろうってくらいに自分としては結構面白い。なんで途中で断念したんだか。三分の二ぐらい読んだかな、きりがきたところで映画へ。

タカイ×タカイ (講談社ノベルス)

タカイ×タカイ (講談社ノベルス)

 「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約十五メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャだった。事件関係者の調査依頼を受けた“探偵”鷹知祐一朗は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。ますます好調Xシリーズ第三弾。

 映画は結構大きなお友達が多くて、一人で観てていても恥ずかしさはなかった。カップルで見に来てる人もいたなぁ。一緒にアニメを見てくれる恋人がいるとか素敵だと思うぞ。映画はでも、結構コナン映画にしては大人しめで、スペクタクル的には前作の方が上。面白くなかったわけじゃないけど、もっとドンパチあってもよかったかな。犯人も割りと早めに分かってしまったし。でも常に音楽がかかってて、それには力が入っていた。よかったのが今回のゲストというか事件に深く関わってくるソプラノ歌手の女性の性格。つんでれ!! あれはよかった。あとは灰原な。灰原好きだー。たまらん。いっそ新一は灰原とくっつけばいいと思う。そんな感じでまぁまぁ満足して、午後は母親と待ち合わせて精神科へ。冒頭で話したような事をつらつら喋って、薬局でお薬をもらう。その後、久しぶりに百貨店で服を見て回った。最初は買うつもりはなかったのだけれど、気がついたらINDIVIとPROFILEで購入していた…。腕の傷のことがあるので基本的に長袖中心で買うのだけれど、ニットの割と涼しそうな七分丈と、長袖の、短めのピンクのチュニック。買える時に買っとかないと夏になると長袖は消えるからなー。今年の夏はもういいや。あとはサンダルが欲しいけど、それは今度にとっておいた。もうちょっと季節あとの方が色々でてくるかなぁと思いまして。
 夜はそのまま母親と、近所に新しく出来たフレンチイタリアン…イタリアンフレンチ…? とにかく有名なレストランのシェフが暖簾分けしたレストランに行ってきた。父親は用事でいなくって、弟は今日も飲み。ということで二人でちょっと贅沢しようぜ!と。前菜には生牡蠣、キッシュ、フォアグラのソテ、そして魚料理と肉料理を食べて、チョコレートケーキをデザートに。オリーブオイルをつけて食べる自家製パンがなかなか美味だった。肉料理の仔牛も中にモッツァレラチーズが入っていて感激。ジビエは美味い。ただ、全体的にちょっと高めかなぁという気が。同じ値段で食べる近くのフレンチの方が味は格段に上だなと思った。もう少し安かったらなぁ。母親とリピーターになるほどではないねーといいながら帰宅した。
 ところで、映画の予告編を観ていると色々と面白いほうががやるみたいだ。特に、三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」、堤幸彦監督の「20世紀少年」。「ザ・マジックアワー」は六月、「20世紀少年」は八月公開だからちょっと気が早いけど。両方とも楽しみである。でも多分一人で観に行くんだろうなぁ…ははは、慣れたけどね(負け犬)


 明日はまた仕事である。教育係が変更になったのでまた違う感じになるのかな。優しく教えてもらいたい…。午前は受付、午後は検査の予定。多分午前は雨が降るので空いていると思う。午後に混まないといいんだけれど…。でも明日は多分サモンナイトが届くのでそれが楽しみ! 早くやりたい〜!! 明日からはサモンデイズだ! なつかしのサモナイ1…フルボイス…えへへへ。