箱入り息子ですから



 箱に入れてみた…のではなく、勝手に入った。猫は箱とか袋が好きである。大きい紙袋なんて置いておくとたちまち猫が入り込んで中に潜み、近くを通りかかると足に飛び掛ってくる。まさに不意打ち。今日お風呂に入ると、なんだか太ももの辺りがチクチクと痛い。なんだ、と思ったら3センチくらいの猫による引っかき傷が…やられた。何時も缶詰をやるのが私だからか、飛び掛られるのは家族の中でも私だけだったりする。気に入られているのなら嬉しいような気もするが、実は餌が欲しいだけである。いつもも夜の九時半ごろに缶詰をやるので、そのぐらいの時間になると猫がおきだしてきて回りをうろちょろしだす。さっきも、足の指を甘噛みされた上、椅子の上に載ってひたすら腕にすりすりするので、はいはい、と缶詰をやった。甘やかしすぎだろうか。そろそろ、高年齢用の餌をやらないといけないので、買う餌は七歳以上用。でも、さらに甘やかすためにちょっと高いシーバ(キャットフードの一つ。ちょっと豪華)なんかを買ってくるあたり馬鹿親である。でも本当に猫のことを思うなら高カロリーなキャットフードは控えて、ちゃんと年齢にあった餌をあげるべきなんだろうな。十歳になったら考えよう。


 さて今日は久々に仕事だったのだけど、本気で疲れた。昼の休憩も十五分ぐらいしか取れなくて、午前診が終わったら休む間もなく午後診である。しかも午前も午後も混んでいて、終わった後軽く息切れしていた。腰も痛いし。でも今日は子どもとコンタクトレンズ処方の患者さんが多かったので、やれることも多くてたくさん働けた。新しいことも二つ習ったかな。アムスラーっていう黄斑変性があるかどうかを調べる検査と、子ども用の字一つ(通常の視力表ではなく、一つ一つランドルト環が出てくる視力表)の視力検査。次からはできると思うので、またできることが増えた。後は眼底カメラがなぁ…。目の写真を撮る検査、なかなかピントが合わせられなくて苦手。この間も一人でやろうとしたのだけれど、結局出来なくて同僚に頼る羽目に。なかなかまわってこない検査なだけに経験がつめないのが難しいところである。大体眼底カメラは緑内障疑いの人が多いので、おじさんおばさんからお爺ちゃんお婆ちゃんの患者さんが多い。おじいちゃんおばあちゃんになると、視力も乱視が入ってきて私はまだ測ることができない。対して、子どもの検査はすぐに視力が出るので楽。これから学校の視力検査でひっかかった子どもがたくさんくると思うので、こちらは経験がつめそうだ。
 夜はぐったりしながら夕食を食べ、阪神は久々の負け試合。逆転して逆転して…って結局負けた。でも昨日の試合でホームランをファンがはたき落としたのはやっぱりよくなかった(といってもこっちは嬉しいのだが)ので、まぁしょうがないかな。そろそろ負けとかないと落ち込みがきそうだし。巨人はこのままの勢いを保って中日に3連勝してほしいものである。その間に阪神は横浜に3連勝するから


 明日はまた仕事だ−…。連休明けだからか時期的なものだからか、数日先まで予約が一杯のうちの眼科。予約電話をかけてきた人には申し訳ない。でもそこでこっちが怒られてもなぁという気もする。予約を取れるもんだと思ってかけてきてるのに、「すいません一番早くて取れるのが木曜です」とか言われてもね。私でも「は?」ってなるかもしれない。中には「じゃあいつ行けばいいのよ」って怒り出す人もいて辟易。謝るしかない。そんなわけで明日も予約がイパーイ★で楽しげな感じですよ( ´_ゝ`)プッ 明日は昼休みとれるといいな…。