20世紀少年 第二章―最後の希望― ★★★★☆

 前作観てないと楽しめねーな、と思った。そりゃそうか。私は原作を読んでいないので、20世紀少年のストーリーとか全く知らないんだけど、ちょこっといじってるらしい。ストーリーははじめ展開が無理やりな気がしてちょこちょこ気になったのだけれど、途中から結構面白くなってきた。ていうか、うん、20世紀少年のストーリー自体がかなり無理があるから、それを許容できれば後は大丈夫みたいな。だいたいあんな覆面? っつーかなんつーか、「ともだち」とか明らかに新興宗教的なリーダーに国民全員ついてくわけないやろみたいなww 浮かされてんなぁ。でもそんなあり得なさについていければ結構楽しめます。キャストも豪華だし。はじめ登場人物多過ぎて誰が誰やらわからなくなるかも…と思ったけど、結構映画で混乱しがちな私には珍しく、素直に観ることができた。前作ではあまり感じなかった、監督堤幸彦的なコネタもちらほらあって、笑うほどではないけど小気味いい。最初の方に感じた違和感も、慣れれば観れたし、もうここまで観たら第三章も観たろうって気になるね。そんなわけで★は4つ。
 ところで、映画の予告編でドラゴンボールの実写版がやってた。…これはウケる。外人が真顔で、「カーメーハーメー波ーーーー!」とか言ってんの! 一人で失笑。誰が観に行くんだか。あと、隣の席がナイスミドルでドキドキした。むしろチョコをプレゼントしたかった。幽かに漂ってきたckの香水の匂いがさらにナイスミドル度をアップさせてた。一人で来てたよー。おじさんでも20世紀少年とか観たりするんだ。…黒木瞳のファンなのかな…。