尚月地「艶漢」2巻

艶漢 (アデカン) (2) (ウィングス・コミックス)

艶漢 (アデカン) (2) (ウィングス・コミックス)

 昨晩やっと「艶漢」の2巻読みました! やっぱり絵が好きすぐる…! 絵の崩れが一切なくて、魅せるところは魅せるし、はじけるところははじけるし。そして多分、WINGSでやってるからBL路線のジャンルに含まれるのだろうけど、要素ないよね…? かろうじてそうなんかなという登場人物はいるけど。主人公二人も、絡みがあっても「BL臭い」というよりはなんかこう、「漫才」してる感じ。「艶」担当の詩郎くんはとにかくほんと色っぽくて妖しんだけど、基本絡みではボケ。「漢」担当の光路郎は、カッコよくって熱血漢なんだけど、通常つっこみ。キャラクタもいいけど、世界観もいいんだよなぁこの話は。キャラの名前も和風よりで、時代的には江戸と明治の間くらいかなぁ…、その辺の和風ファンタジー。出てくる風景とか小物とか衣装も細かくてめちゃくちゃ凝ってるし、その画風がまたツボるというか…っ! ストーリーも、シリアスとギャグがきっちり別れててメリハリがあるし、2巻は1巻よりも笑えましたww ラストのほうは伏線結構あったなぁ。3巻楽しみ。気に入りすぎてどうしようもない。尚月地さんが巻頭カラーで読みきり前後篇100ページ(「鐘守り姫」)というので、おもわずWINGSを買ってきてしまったのだけれど、そっちも絵は美麗!なのに、なんだこの登場人物の絡みのおもろさwww BL臭いシーンも、冷静な突っ込みで一瞬にして笑いに昇華されてしまうのだけれど、それがまた逆に心地よかったり。それなのにやっぱりシリアスシーンは読み応えアリ…と。いやほんと、絵だけじゃないな、って思いました。応援します。来月も買わねば。