ナイトミュージアム2 ★★★★★

 楽しい!
 それに尽きます。何にも考えずに、ただもうひたすら、最初っから最後まで楽しい。映画館は、夏休みレディスデーとだけあって、観客はいろんな年代層がいたわけですが、みんな笑ってたよ。隣の小さい女の子が絶妙に噴き出すので、自分的には笑いの相乗効果でした(笑) でもこう、子どもは単純に笑ってるんだけど、実は主人公たち主要人物のセリフ一つ一つには、大人だからこそ笑えるニュアンスなんかも含まれてて、ほんとみんなが楽しめるファミリー映画だなと。
 さて、話は主人公ラリーが仕事に成功し、警備員をやめて通販会社(?)をやってて、スーツなんか着ちゃったりしてるところから始まります。が、久々に博物館に行くと、かつての仲間がスミソニアンの倉庫に入れられてしまうことが判明。そこでみんなにちょっと白い眼で見られちゃったり。自分のコネで何とかしようとするが旨く行かず、仲間たちは結局送られてしまう。のだが、その夜、カウボーイのジェディからヘルプ電話が。なんとお猿さんが石板こっそり持ってっちゃったようで、スミソニアンでカームンラー(エジプト王、前作のイケメンエジプト王の兄)が復活。世界を征服するんだのなんだの…ってことで、ラリーはスミソニアンに忍び込むんだけど…という。
 キャラの一つ一つを取ってみても、それぞれについて書きたいことがいっぱいあってもう、大変です。ジェディとオクタヴィウスのコンビはますますヒートアップして健在だし、ヒロインのアメリアのキャラクタも凄く好印象。敵役は、見る前はヤなやつなんだろうなぁと思ったんだけど、みんなどっかトボけてて愛らしく、嫌いになれない。結局やっぱりコメディなんですね。それぞれの特徴を旨く使ってるし、敵同士のやりとりも凄く面白い。他にもいっぱいキャラクタは出てくるんだけど、もうそっちはオフィサイトで見てくれっていう。とにかく歴史上の人物や物?を使うのが、絶妙です。あと、音楽の使い方も上手い。でも見どころはやっぱり、ラリーかな。最後のほう、こんなトボけた人やのになんでこんなちょっとトキメクくらいカッコ良く見えるのか自分でも可笑しかったwww 最高のライトさばきです。惚れるわ。
 パンフレットには、一応3の構想もあって、ルーブルとか…あでも天使と悪魔で公開されちゃったからなぁー、とか、書いてあったので、思わせぶりな次回作にもささやかなる期待を寄せて。今回は間違いなく★5つです!