キラー・ヴァージンロード ★★★★★

 小さなときからドジで、ビリ子と呼ばれていた主人公は、結婚式の前日、アパートの大家さんを間違って殺害してしまう。そんで、その死体をとりあえず結婚式終わるまで隠そうと樹海へ。そこで出会ったのはイケイケなのに男に尽くしそして振られて振られて振られつくした死にたい女、小林。樹海を地に、二人の逃走劇が始まる―――!!!
 ってな感じですか。ビリ子役の上野樹里は凄い可愛いんだけど、何処か演技がこう…のだめっつうか…そこが、役固定されててちょっと可哀想。確かにのだめ良かったからな―。喋り方かな…多分素だし…。いやでもこの人加古川(兵庫)出身だし実は関西弁なのか?! 良く知らんけど、もっと色々出来るはずだ。キャラチェンジした役とか、いっそ関西弁のキャラとかやってほしいかも。小林役の木村佳乃がフォローアップというところ。この人はもう…好きなんだよねぇー…。上手いよねほんと。最初はちぐはぐだった二人もだんだんつながるところがあって…。いっぱい出てくる端役が豪華でそして面白いです。暴走族のリーダー役をした中尾明慶がとても気に入った。逃げるから追いかけてくれ。所々のあきらかな前ふりが、最後になって全てまとまるのが落ち着く。ラストのおじいちゃんとのシーンでは、それまで笑ってた観客が全員すすり泣きという「ギャグなのか涙ものなのか」という。私もちょっとうるみましたが。更にもっとラストでは「…(笑)」ってな感じで。非常に面白かったです! パンフもいいしね! てことでマックス評価で!