出石→湯村温泉

 さて、連休でしたね! 何時も土曜は午前に仕事があったりで二日完全に休みというのはなかなかないので、今回久々の完全2連休、楽しんできました! というわけで、第一部は11/22。いい夫婦の日! いい夫婦にプラス一匹で、兵庫県を北上です!


 3時間もあればたどり着けるのでそんなに早く出る必要はなかったのだけれど、母親がどーしても出石の皿そばが食べたいというので、寄り道です。出石の皿そばというと、「小皿に乗った2口分くらいのそば×5枚」で一人前。それを、普通にそばつゆにつけて食べる。要するにザルそばの皿分けバージョンと言うか…。最初はワサビとネギでさっぱりと。後はお好みで、とろろや卵を入れて楽しむ。大体の人が10〜15皿ほど食べるようだ。さて、食べたこともないのでまぁとりあえずどんなもんかと出石を目指し、正午ちょうどごろに到着。駐車場を探すが見えないほどに混んでいるため、すっごく細い道に入り込み、あいていた老舗蕎麦屋よしむら」の駐車場に幸運にも入れることが出来た。さて、その蕎麦屋なのだが…、店内は1階と2階に客席があるらしい。出口に近いところには炬燵の個室が数室、それからテーブル席が1つ、座敷が10人ほど入れるだろうか。二階については不明。とりあえず並んでいたのだが、あと2グループくらいで入れそうなので待つことにする。ただ、この店…確かに連休、行楽日和で混んでいてテンパっている事はわかる。が、店員のおばちゃん(一番しきってるっぽいひと)の態度が悪すぎる。笑顔の一つも見せず、寒いので少し中に入ろうとした客に「入らないでもっとよって!」と指示。その上、外のまってる人が、中にいる人が寒かろうと扉を閉めると「開けといて! なんや、開けといてって言われたよ!」とぶぜんとした態度。私たちの後ろに並んでいた小さなお子さんのいるご夫婦の旦那さんは完全にキレていて「どんなに美味しくてもここには二度とこんわ」と吐き捨てていました。…さて、何とかテーブル席を確保し、皿そばをいただいた。

 おお、美味し! ネギわさびも良いし、とろろプラス、更に全卵一個プラスもなかなか!! はまるなぁ。次々食べれるなぁ〜……。…が!!! 私も前記の旦那さん同様かなりトサカにきてたので、感動は半減。ふと頭上を見上げると、中村獅童のサインがあった。マジかよ(笑) 蕎麦はつるつるといくらでも食べれるので、他のお客さんも次々と追加注文をするだけあってかなりあわただしい雰囲気。空いている時に来ていたらなぁ。その上、年老いたお婆ちゃんが繁忙期の為に手伝っていた(のだと思われる)のだが、そのおばあちゃんを、しきってるおばちゃんがほんとに奴隷を扱うかのように顎で使っているのが非常に鼻につき、更に不快感をあおった。そのお婆ちゃんが、私たちに丁寧に皿そばの食べ方や、「ゆっくりしていってねぇ」と笑顔で声をかけてくれたり、「遅なってごめんなさいねぇ」とすまなさそうにする(卑屈な態度でなく)ので、余計。忙しいのは分かる。だが、もう少しやりようがあるのではないか? 客は味だけを求めてきているのではない。旅情も同時に感じたいし、そこでの思い出も作りたい。店内が狭いから入ってきてほしくないのであれば、外に多少の椅子を置くなり、次のグループが何人でどういった名前なのか記載して、待機するように丁寧に言えばいい。田舎だからと済まされる問題ではないと思う。この店が一番おいしいといわれているらしいが、雰囲気だけでもうアウトだと思った。
 両親とともに、「美味しかったよね〜…」という微妙な気持ちで出て、そのまま北西に位置する湯村温泉へ。道も混んでないしかなりかっとばしたので、二時前くらいにはついた。旅館のロビーでさっそく抹茶と栃もちをいただく。うまい。少しだけ待たされて通された部屋が、ネットで予約した店と違ったのは。ダブルブッキングで無料でランクアップされたからだったらしい(!) ラッキーです。それまでずっと蕎麦屋のおばさんにイライラ来てたのが消化されつつあります。とりあえず荷物を置くだけ置いて、周辺を散策してみることにした。

 おおおお、荒湯から湯気が吹き出ておるぞう!!!!

 っていうかこの風景、めっっっっちゃ、浅見光彦いそう笑。ただ、私が彼にめぐり逢うには、とりあえず父親が殺害されてなければいけないという話をしながらウロウロ(どんな家族だw) ちなみに、城崎殺人事件というのが実際に刊行されてます。読むべきだった!

城崎殺人事件 (徳間文庫)

城崎殺人事件 (徳間文庫)


 さて、近づいた荒湯。そして売られているのは生卵(塩つき!)…!!!!

 やるしかないな! ということで、。3つ買って、ぐつぐつ煮たっている方へ投入! 映っているのは全て母の一部です笑。

 いいかんじのゆで卵にしました。温泉卵用の荒湯もありますが、温泉卵はその場で食べれないしね。ゆで卵、15分と言われてますが、10〜11分くらいで、中心が少しトロッとした感じのちょうどいいゆで卵になりました。まぁ、この辺は個人の好みですね笑。流れる川沿いに足湯もありますが、かなり混んでいたし、私も母もタイツorストッキング、だったので断念。周囲をぶらぶら。お土産屋さんでアレ欲しいコレ食べたいでもとりあえず蟹食ってから!と、戻ったのは四時前かな。


 まだまだ夕食の時間には遠いので、さっそく温泉に入ってきた。うーん「湯ったり夢気分」…(元ネタ古すぎるwww) 長風呂してクラクラして出てきて、酒あおりつつぼんやり本を読んでいたら、引き込まれて気づいたら夕食の時間。母が楽しみにしていた蟹尽くしでした。凄いなこれどんだけ蟹殺してんだよと思いながら美味しく頂きましたwww 部屋で蟹焼いてくれるもんだから、部屋中もう蟹臭が笑。しかしまさか蟹味噌があんなに美味しいものだとは思わなかった。今まで食べてもえぐいだけだと思ってたけど、新鮮な厳選された蟹だとあんなに甘いんですね! お腹一杯です。むしろ私でも多いよこれ…と言う中両親はギリギリ食べきってダウンしてました笑。その後またお風呂に入り、夜は深夜過ぎに本を読み終えて就寝―――。